外壁の塗り替えが重要な理由は美観だけではない!住まいの健康を守るため
2024年09月15日(日)
下関市、宇部市、山陽小野田市、山口市を中心に外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理・リフォームを専門にしている
外装劣化診断士の平井です!
外壁の塗り替えが必要な理由は「美観だけ」と思われがちです。たしかに外壁が汚れていると、住まい全体にネガティブなイメージをもたらします。誰も住んでいない、手入れがされていない、来客が一歩引いてしまうなど、いい結果はありません。ただ、外壁塗装による塗り替えは、美観以上に重要な意味を持ちます。
「住まいの健康を守る」ことが最大の理由です。外壁の塗り替えは住まいの劣化と耐久性のほか、機能性を高める点でも必要です。定期的に塗り替えることで、風雨や紫外線や、太陽熱からのダメージを守れます。
そこで今回のお役立ちコラムでは「なぜ外壁の塗り替えが必要なのか?」をメインにくわしくお話しします。
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外壁の塗り替えの役割と重要性
外壁の塗り替えの役割は「美観」と「住まいを守る」ためです。外壁塗装という手段は、塗膜の形成を目的としています。
塗膜とは塗料による保護膜のことです。塗料は「樹脂」「顔料」「添加剤」「溶媒」で構成されています。樹脂は塗料の骨格、顔料は色、添加物は機能性のためのものです。溶媒は水やシンナーなどで、樹脂を溶かしたり薄めたりします。
外壁に塗料を塗ると溶媒だけが蒸発して、他の成分は残ります。残った成分が固まることで塗膜が形成されるのです。その塗膜は外壁にダメージを与える太陽光の紫外線の他、雨や風への防御層となります。また、添加剤はつや消しや防腐・防カビなどの機能性を塗膜に与えるのです。
美観の維持と家の資産価値
外壁塗装をしないと美観を損ないます。たとえばコケやカビの他、藻など、汚れの問題に悩まされることになるのです。幹線道路沿いや近くに工場地帯がある場合、排気ガスの汚れも見逃せません。外壁が茶色や黒色で汚れている光景は、いいものではないでしょう。見る人に「手入れをされていない」「汚れ放題」など、ネガティブなイメージを与えかねません。
美観は資産価値という点でも、重要な意味を持ちます。新築といかにも築古物件の汚れた住まいだと、建物だけで見れば資産価値に明らかな差が出るのです。アパートやマンションだと、美観が際立っていると人の目をひきます。入居や購入希望者に対してのアピールという意味でも、美観の維持は重要なのです。
住まいの保護
外壁塗装の目的は、住まいの保護です。外壁だけでもある程度は、雨風や紫外線から住まいの中を快適に守れます。ただ、ダメージの蓄積によりすぐ劣化するでしょう。
劣化すれば、住まいの中を雨風や紫外線などから守れません。ただ、ボロボロになるたびに住まいを建て替えるのは、現実的ではないのです。大きな費用の捻出も求められます。外壁を長持ちさせるための手段として、外壁塗装は効率的なのです。塗料を塗るだけで外壁の寿命は伸びます。それは住まいの寿命が長くなるのとイコールで結べるのです。
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外壁の塗り替えで得られるメリットは多数
外壁の塗り替えで得られるのは、住まいの保護だけではありません。その他にもさまざまなメリットがあります。たとえば、断熱・遮熱・防水・防火・耐震など、多数の効果が期待できるのです。以下で、それぞれの効果についてお話しします。
断熱
断熱性の向上が期待できるでしょう。たとえば冬場、外壁にヒビが入っていると、屋内に寒い空気が入り込みます。また、住まいの中の空気も外へ逃げることになります。夏場、冷房で涼しくなっているのに、ヒビだけで断熱効果は失われるのです。
外壁の塗り替えでは、単純に新しい塗料を壁に塗るだけではありません。外壁のヒビのような問題があれば補修します。外壁に対し適切に塗料を付着させるためには、補修が必要だからです。断熱効果が向上すればエネルギー効率という面でもメリットがあります。断熱効果が低ければ、冷房や暖房機器の効果を十分に得られません。
暖房機器や冷房機器を使っても、設定温度になるまで遅ければその分、電気代や燃料代がかかります。その光熱費を抑えるためにも、断熱性能を高めることは有効です。なお、塗料の中にはより断熱効果を向上させるものも販売されています。
遮熱
遮熱効果向上につながるのもメリットです。また、遮熱効果を高められる機能性が付与された塗料もあります。遮熱塗料シェアNO1の大手塗料メーカーアステックペイントからも多くの塗料が開発、販売されています。
遮熱効果の高い塗料で外壁塗装をすると、太陽の赤外線を反射できるのです。塗料がない場合、外壁や屋根は熱くなり、こもった熱が夜まで発散されます。結果、住まいの気温上昇につながるのです。
断熱効果と同様に遮熱効果がある塗料なら、冷暖房機のエネルギー効率を高められます。結果、冷暖房機を過剰に使用しなくて済むため、光熱費の節約も期待できるのです。
防水
防水機能の向上も外壁の塗り替えの重要な役目です。とくに窯業系サイディングやモルタルは、セメントが主成分のため、水を吸収しやすい性質があります。そのため外壁塗装でカバーしないと劣化が早まるのです。また、金属部分があればサビの発生に直結します。
雨だれという汚れ対策ができるのもポイントです。外壁の上部から地面に向かって、黒い筋汚れを見たことはないでしょうか?あれは雨だれです。外壁に付着した排気ガスやホコリが雨により流されると跡が残ります。とくに白い外壁だと、黒い雨だれは目立つものです。塗料による防水機能があれば、雨だれが付きにくくなります。
防火
火や熱を遮断できる塗料もあります。外壁材や塗料により防火性能は異なりますが、万が一の際、家族の命を守る助けになるのです。塗装面が高温になる、または炎に触れると、塗膜がスポンジのようにふくらんで耐熱断熱層を形成します。
火災は自分の住まいからだけではなく、隣家からの延焼もある怖い災害です。とくに災害時に住宅密集地で火災が発生すると、大規模災害の危険性が高まります。たとえば、平成23年3月11日の東日本大震災でも火災が発生しました。電気が原因の火災は過半数あったようです。万が一の際に、被害を可能な限り抑える保険という意味でも、外壁の塗り替えは重要といえます。
耐震
外壁塗装は耐震効果を維持する際の助けになります。なぜかというと、外壁の塗り替えは、単純に新しい塗料を塗るだけではないからです。外壁塗装の前には、下地補修や高圧洗浄を行い、汚れを除去します。この下地補修が耐震性能を高めるために必要なのです。
外壁塗装の前には、外壁材と外壁材の隙間を埋める、シーリング材の状態もチェックします。ヒビ割れや穴が開いていれば、補修するのです。その工程の中で、耐震性に影響を与える不具合が見つかるかもしれません。とうぜん、補修をして耐震性を復活させます。
たとえば、ツーバイフォー工法で建てられた住まいは、壁が耐震性を左右するほど重要です。ツーバイフォーは、床や壁のような面で支える工法により建てられています。そのため外壁に問題があれば、耐震性にも影響を与えるのです。
外壁の塗り替えをしないと雨漏りにつながる
「外壁の塗り替えをしない」というのも判断のひとつですが、リスクは大き過ぎます。なぜならば、雨漏りという住まいにとって大きなトラブルにつながるからです。
雨が降った際、雨水が外壁のひび割れから侵入し、柱や梁が濡れたとします。柱や梁は腐食するだけではなく、シロアリが巣を作る危険性もあるのです。また、外壁から垂れた水が家財道具や家電にかかれば使い物にならなくなります。さらに電気配線やコードの隙間に水が入ると漏電し、ショートして火花が散ってホコリに燃え移れば火災です。
湿度が高まれば天井や壁にカビが発生します。カビの胞子を吸い込むと、シックハウス症候群の罹患リスクが高まるのです。
シックハウス症候群は、目や皮膚のかゆみ、倦怠感や吐き気などさまざまな不快症状をもたらします。抵抗力の弱い子どもや高齢者は注意が必要です。
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参照:平成 26 – 27 年度厚生労働科学研究費補助金 健康安全・危機管理対策総合研究事業 科学的工ビデンスに基づく「新シックハウス症候群 に関する相談と対策マニュアル(改訂版)」
下関で外壁の塗り替えならオムラにお任せください
株式会社オムラ(プロタイムズ下関店)は下関の地域密着、外壁塗装や屋根塗装専門業者です。下関市の施工事例は5,000以上を誇ります。
品質を重視した施工に徹底的にこだわっており、外壁劣化診断の専門資格である外装劣化診断士が外壁の状態を適切に調査します。他にも塗装の国家資格である1級塗装技能士も多数在籍しているのも強みです。
外壁の塗り替えのご相談は、ホームページの問い合わせフォームをご利用ください。その他、電話やメール、ショールームでも気軽にご相談いただけます。
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