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マンションリフォームでできる防音対策|床・壁の施工方法
2025年09月05日(金)
下関市、宇部市、山陽小野田市、山口市を中心に外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理・リフォームを専門にしている
外装劣化診断士の平井です!
賃貸物件に住んでいて、
- 「隣や上階の生活音が気になる」
- 「子どもの足音が階下に響いていないか不安」
といった悩みを抱える方も少なくありません。集合住宅は構造的に音が伝わりやすいため、防音対策をしないと、日常生活でストレスを感じやすくなります。
そこで、注目したいのが「防音リフォーム」です。床や壁、天井からの生活音を軽減できるため、快適な住環境を整えたい方に向いています。
しかし、借主負担で施工する場合は「業者選び」に気を付けなくてはいけません。施工業者とのマッチングサービスもありますが、工事後の保証が十分でないケースもあります。トラブルを避けるには、信頼できるリフォーム業者に依頼することが大切です。
今回のお役立ちブログでは、
- マンションの防音リフォームでできる床・壁・天井の施工内容
- 防音リフォームの費用相場と工法別の特徴
- 子育て世帯・在宅ワーク世帯などのケース別おすすめ対策
- 業者選びの注意点
などをお話しします。
▼合わせて読みたい▼
下関市で水回りリフォームを検討中!工期はどれくらい?工期目安と事例から見る施工の流れ
防音対策にはマンションリフォームがベスト!どのような方法がある?
マンションのリフォームをすれば、防音対策を施すことが可能です。主なリフォーム方法として、次の内容が挙げられます。
- 壁の防音リフォーム
- 天井の防音リフォーム
- 防音フローリングへの張り替え
- 浮き床工法(二重床構造)
各種、どのような内容かみてみましょう。
壁の防音リフォーム
壁に遮音材や吸音材を追加施工することで、隣室への音漏れを防ぐ方法です。防音ボードを二重に貼ったり、壁内部に吸音材を入れたりする工法があります。メリットとデメリットは次の通りです。
~メリット~
- 防音ボードで遮音性能を強化できる
- 吸音材により音の反響を抑制できる
~デメリット~
- 遮音シート施工では部屋が狭く感じるかもしれない
- 工法によっては壁が厚くなり、居住空間が減少する
天井の防音リフォーム
上階からの生活音を軽減するための工事です。天井裏に吸音材を入れる方法や、吊り天井にする工法があります。足音や排水音などの騒音対策に有効です。メリットとデメリットは次の通りです。
~メリット~
- 防音パネルで足音や生活音を軽減できる
- 吊り天井工法で振動を物理的に遮断できる
~デメリット~
- 天井が低くなり、窮屈に感じる場合がある
- 管理規約により工事不可の場合がある
防音フローリングへの張り替え
既存の床を撤去し、防音機能を持つフローリングに交換する工法です。床全体を張り替えるため仕上がりが美しく、資産価値の向上にもつながります。
メリットとデメリットは次の通りです。
~メリット~
- 軽量・重量衝撃音の双方に効果がある
- ダニやホコリが溜まりにくく、清掃性が良好
~デメリット~
- 解体や下地調整が必要で、費用・工期が大きい
- 下階への音には効果があるものの、上階からの音には効果がない
浮き床工法(二重床構造)
床を二重構造にして下地と仕上げ材の間に防振材を挟み、音や振動を低減する工法です。高い防音性能を実現できます。メリットとデメリットは次の通りです。
~メリット~
- 高い防音性能を実現できる
- 遮音・吸音のバランスが良い
~デメリット~
- 床高が上がり、生活動線や家具配置に影響する
- 工期が長く、集合住宅では管理規約の制約を受けやすい
マンションリフォームの費用相場比較表
マンションリフォームの費用相場は、次の通りです。
工事内容 | 費用相場(㎡単価/一室) | 効果 | 工期目安 |
防音フローリング張り替え | 1㎡あたり1.5〜2.5万円 | 中〜高 | 3〜5日 |
浮き床工法 | 1㎡あたり2〜4万円 | 高 | 5〜7日 |
防音カーペット | 1室あたり2〜5万円 | 低〜中 | 即日 |
壁の防音ボード追加 | 1㎡あたり5,000〜8,000円 | 中 | 2〜4日 |
遮音シート+クロス施工 | 1㎡あたり3,000〜6,000円 | 低〜中 | 1〜3日 |
天井の吊り天井工法 | 1㎡あたり1.5〜3万円 | 中〜高 | 4〜6日 |
予算オーバーする場合は、優先順位をつけながらリフォーム箇所を決めると良いでしょう。
マンションの防音リフォームには注意点がある!何に気を付けるべき?
マンションの防音リフォーム時に気を付けることは、次の通りです。
- 管理組合への申請と承認
- 床材の基準
- 工事可能時間
項目ごとに具体的な内容をお話しします。
管理組合への申請と承認
工事を始める前には、必ず管理組合に工事申請を行い、承認を得る必要があります。申請には「工事内容」「使用する資材」「施工図面」「工事期間」などを記載した書類の提出が必須です。
規約を無視して無断で工事を行った場合、工事の中止命令や原状回復の義務が課される可能性もあるため危険です。
床材の基準
多くのマンションでは、「L-45以上」や「L-40相当」といった形で遮音性能に条件を課しています。子どもの足音や椅子の移動音などが下階に響くのを防ぐために設けられた規定で、基準を満たさない場合は管理組合から工事承認が下りません。
L値は数値が小さいほど遮音性能が高く、L-45よりもL-40の方が効果は優れています。
工事可能時間
マンションでは、住民の生活を守るために「工事可能な時間帯」が管理規約で明確に定められています。たとえば、平日の午前9時〜午後5時まで、土日や祝日は工事禁止といったケースが一般的です。
規定時間外に工事を行うと、近隣からのクレームやトラブルに発展し、最悪の場合は工事の中止を命じられることもあります。施工会社と事前にスケジュールを調整し、作業時間を守ることが大切です。
おすすめのリフォーム内容をケース別で見てみよう!3パターンにわけて紹介!
ケース別に、どのようなリフォームがおすすめかみてみましょう。
今回は、
- 子育て世帯
- 在宅ワーク中心の世帯
- 音楽・映画鑑賞が趣味の世帯
の3パターンにわけてお話しします。
子育て世帯
子どもの走り回る音やおもちゃの落下音は、下階への大きなストレスとなることがあります。
そのため、防音フローリング(L40クラス)に張り替え、厚手の防音カーペットを敷く二重対策がおすすめです。
在宅ワーク中心の世帯
テレワークやオンライン会議が日常化している家庭では、声やタイピング音が隣室に漏れるのを防ぐことが重要です。
壁に遮音シートを施工した上で吸音ボードを追加すると、外部からの音の侵入を防ぎつつ、室内の声や反響を軽減できます。
音楽・映画鑑賞が趣味の世帯
ホームシアターや楽器演奏を楽しむ家庭では、低音が床や壁を伝って響きやすい分、より強力な対策が必要です。
浮き床工法で床全体の振動を抑えるため、壁には防音ボードを追加し、天井にも吸音材を施工する「トータル防音リフォーム」がおすすめです。
マンションリフォーム業者選びにはコツがある!何に気を付けると良い?
防音リフォームは一度施工するとやり直しが難しく、失敗すると費用も時間も無駄になってしまいます。そのため、業者を選ぶ際は次のポイントをしっかり押さえておきましょう。
- 相見積もりを取る
- 保証・実績を重視
- 口コミや評判を確認
詳しくみてみましょう。
相見積もりを取る
同じ作業内容でも、業者ごとに費用や使用する材料は異なります。最低でも3社から見積もりを取り、比較検討するのがおすすめです。
なお、見積もりが極端に安い場合、施工品質が不十分な可能性もあるため、安さのみで選ばないようにしましょう。
保証・実績を重視
防音リフォームの施工実績が豊富で、工事後の保証やアフター対応が明確な業者を選びましょう。実績や口コミを確認し、説明が丁寧で質問にきちんと答えてくれるかどうかも判断材料になります。
実績が豊富であれば、マンションリフォーム時の注意点も詳しく話してくれるでしょう。
口コミや評判を確認
公式サイトだけでなく、GoogleレビューやSNSなどの第三者の口コミを参考にすることも大切です。「工事の仕上がり」「近隣への配慮」「説明の分かりやすさ」など、判断基準にできます。
良い口コミのほかに、悪い口コミもみておくと見極めやすいでしょう。
FAQ|マンションリフォームでできる防音対策についてよくある質問
マンションの防音リフォームは専門性が高く、工法や費用、管理規約との関係など多くの疑問が寄せられます。
ここでは代表的な質問と回答をまとめました。防音リフォームを検討されている方の参考になれば幸いです。
Q.防音フローリングと浮き床工法ではどちらが効果的ですか?
A.足音や生活音を軽減するなら防音フローリングでも一定の効果があります。ただし、映画鑑賞や楽器演奏など強力な防音が必要な場合は、振動まで抑えられる浮き床工法がより効果的です。
Q.壁の防音リフォームはどれくらいの効果がありますか?
A.隣室への声や生活音の漏れを軽減できます。特に遮音シートと吸音ボードを組み合わせると、反響も抑えられ在宅ワークや子どもの泣き声対策にも有効です。
Q.管理組合に工事申請は必ず必要ですか?
A.はい。工事申請をせずに進めると、工事停止や原状回復を求められる場合があります。
事前に工事内容や使用資材を明記した書類を提出し、承認を得ることが大切です。
Q.費用を抑えるためにDIYで防音対策できますか?
A.簡易的な防音カーペットや防音シートを敷く程度であれば可能です。
ただし、フローリング張り替えや浮き床工法など構造に関わる工事は専門業者に依頼する必要があります。
Q.防音リフォームの保証はありますか?
A.業者によって異なります。工事後の保証が明示されているか、アフターサービス体制が整っているかを確認することが重要です。
オムラのように実績豊富で保証内容が明確な業者を選ぶと安心です。
オムラにご相談ください|防音リフォームは信頼できる業者選びが安心への近道
マンションの防音リフォームは、快適な住環境を整える大切な工事です。しかし、管理規約や工法選びを誤ると「費用をかけたのに効果が薄い」「近隣とトラブルになった」といった失敗につながりかねません。口コミや評判を参考にしながらも、必ず複数の業者に相談し、説明や見積もりの内容を比較することが欠かせません。
株式会社オムラ(プロタイムズ下関店)では、防音フローリングから浮き床工法、壁や天井の防音施工まで幅広く対応し、施工事例や価格を明確に提示しています。豊富な実績と国家資格を持つ職人による施工で、安心してご依頼いただける体制を整えています。さらに、管理組合への申請や工事可能時間の調整についても丁寧にサポートしますので、初めての方でも安心です。
もし防音リフォームをご検討中であれば、ぜひオムラにご相談ください。お問い合わせフォーム、メール、お電話、ショールームへの来店など、ご都合に合わせた方法でご相談を承ります。ご家庭の状況やご予算に合わせ、最適な防音プランをご提案いたします。
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