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塗装見積書で必ず見るべき5項目|この抜けが高額請求の原因です
2026年02月15日(日)

下関市、宇部市、山陽小野田市、山口市を中心に外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理・リフォームを専門にしている
外装劣化診断士の大村です!
外壁塗装を検討される際、手元に届いた見積書の「総額」だけを見て判断を下すのは非常に危険です。一見すると安価に見える見積もりでも、本来必要な工程が意図的に省かれているケースが少なくないからです。
ですが、専門用語が並ぶ書類の中から、どの項目が不足しているのかを見抜くのは容易ではありません。今回のお役立ちコラムでは、山口県の厳しい気候条件を考慮したうえで、後悔しない工事のために「ここだけは絶対に外せない」という5つの重要項目を現場目線で深掘りしていきます。
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外壁塗装の見積書を読み解くポイント|相見積りの比較方法
1.算出根拠が「一式」ではなく「㎡(平米)」か

見積書の透明性を測る最初の物差しは、数量の記載方法にあります。建物の壁面積を「外壁塗装一式」とまとめてしまう表記は、誠実な見積もりとは言えません。本来、塗装に必要な材料費や職人の手間賃は、正確な壁面積から算出されるべきものです。
お住まいの形状や窓の大きさは一軒一軒異なります。図面から計算したり、現地で実測したりした具体的な数値(㎡)が並んでいるかを確認してください。たとえば、窓や玄関ドアといった「塗料を塗らない開口部」を面積から除外しているかどうかも重要です。細かな部分まで数値を積み上げている見積書ほど、塗料の塗り残しや材料不足といったトラブルが起こりにくい、精度の高い計画書であると言えます。
2.塗料の「具体的な製品名」が明記されているか
「ウレタン」「シリコン」「フッ素」といった塗料の種類だけが書かれた見積書も、注意が必要です。同じシリコン塗料というカテゴリーであっても、メーカーや製品によって性能の差は驚くほど大きいからです。
信頼できる見積書には、必ず「メーカー名」と、その「製品名」がセットで記載されます。製品名が分かれば、ご自身でもその耐久年数や機能を調べることができ、提示された金額が妥当かどうかを裏付ける材料になります。
また、山口県のように夏場の紫外線がとくに厳しい地域や、沿岸部で海からの塩害が懸念される環境では、耐候性の高い塗料の選択が重要です。どのような理由でその製品が選ばれたのか、製品名という具体的な証拠を通じて確認することが長持ちする外壁への近道です。
3.「シーリング(目地)」の補修方法の明確化

サイディング外壁の住宅において、防水の生命線となるのがシーリング(目地)です。この項目の有無はもちろん、工法の内容まで踏み込んでチェックしてください。一般的に、古くなったシーリングを全て取り除く「打ち替え」と、上から塗り重ねる「増し打ち」の2種類があります。
強い日差しや潮風を受けやすい環境では、打ち替えによる徹底的なメンテナンスが推奨されます。見積書に「シーリング工事一式」としか書かれていない場合、安価な増し打ちだけで済まされてしまい、数年後にひび割れが再発するリスクがあるのです。m(メートル)単位の数量と、打ち替えなのか増し打ちなのか、その工法が明記されているかを必ず確かめてください。
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4.飛散防止と安全を支える「足場費用」の妥当性
「今だけ足場代無料」という甘い言葉が並ぶ見積書には、とくに慎重になるべきです。足場を組むには、国家資格を持つ職人の人件費や材料の運搬費が確実にかかります。これを無料にするということは、その分のコストが塗料代や人件費に上乗せされている可能性が極めて高いからです。
また、山口県の沿岸部など風が強く吹く日が多い地域では、塗料が隣家の車や壁に飛ばないよう保護する「飛散防止ネット(メッシュシート)」の設置費用が含まれているかも重要です。こうした周辺への配慮を項目として計上している業者は、万が一の近隣トラブルを未然に防ごうとする責任感のある業者と判断できます。
5.寿命を左右する「下地調整(ケレン)」の有無

どんなに高級な塗料を使っても、下地が汚れたままではすぐに剥がれてしまいます。そこで見るべき項目が「下地調整」や「ケレン」です。これは、鉄部のサビを落としたり、木部の汚れを削ったりして、塗料が密着しやすい状態を作る工程です。見積書の付帯部(雨樋や破風板など)の欄に、この作業内容が具体的に書かれているかを確認してください。
とくに塩害の影響を受けやすいエリアでは鉄部のサビの進行が早いため、この工程をいかに入念におこなうかで、数年後の仕上がりに決定的な差が出ます。表面を飾る前の「隠れた下準備」にどれだけの手間を割いているか。見積書の行間から、その業者の仕事に対する誠実さを読み取ることが大切です。
追加費用の不安をなくす「備考欄」のチェック
優良な見積書には、万が一、工事中に追加費用が発生する可能性がある場合(たとえば、壁を剥がしてみたら内部の木材が腐食していた等)、どのような手続きをおこなうかが明記されています。「追加費用一切なし」という言葉を鵜呑みにせず、想定外の事態にどのように対応してくれるのかを確認しておくことが、トラブルを未然に防ぐ鍵となります。
また、工事後のアフターフォローについても項目として記載されているか見ておきましょう。山口県の厳しい自然環境下では、施工直後の美しさだけでなく、5年後、10年後の不具合にどう向き合ってくれるかが、真の安心感に繋がります。
提示された見積書を「診断報告書」と照らし合わせる
見積書に並ぶ数字が正しいかどうかを判断する最終的な鍵は、事前の「建物診断」の結果との整合性にあります。たとえば、見積書に「ひび割れ補修」という項目があるならば、どの壁のどの部分を指しているのか、写真付きの診断報告書で一つずつ突き合わせていく作業が必要です。
お住まいの立地環境によって家が受けるダメージの種類は異なります。自分の家の状態に合わせた独自のプランニングがなされているか、㎡単位の根拠はどこにあるのか。不明な点があれば、遠慮なくその根拠を問いかけてみてください。
お住まいの気候風土に基づいた明確な回答が得られるかどうかが、10年、20年と続く安心を支える判断基準となります。
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FAQ|塗装見積書で必ず見るべき5項目についてよくある質問

見積書は「金額の紙」ではなく、工事の中身を約束する設計図です。とはいえ、初めて外壁塗装を検討する方ほど、どこをどう確認すべきか迷いやすいもの。
ここでは「塗装見積書で必ず見るべき5項目」というテーマに沿って、相談が多い疑問を3つに絞って整理します。
Q.見積書が「一式」だらけでも問題ありませんか?
A.基本的に要注意です。
「一式」は範囲と品質が固定されないため、
①工程が省かれても気づきにくい
②追加請求の根拠にされやすい
③相見積りで条件が揃わない
という3つのリスクが出ます。最低限、外壁は㎡、シーリングはm、付帯部は箇所または㎡で数量が出ているかを確認し、さらに
「どこまでが外壁に含まれるか(軒天・破風・雨樋は別か)」
「開口部は控除しているか」
「洗浄範囲は外壁のみかベランダ床や土間も含むか」
まで線引きを言語化してもらってください。曖昧なまま契約すると、工事中に「それは別途です」が発生しやすくなります。良い見積は“作業の範囲”と“量”が追えるので、質問も「この㎡はどの面?」で済みます。
Q.「シリコン」と書かれていれば塗料は同じ品質ですか?
A.同じではありません。
まず“シリコン”は樹脂系統の呼び名で、製品ごとに耐候性・低汚染性・遮熱性・防カビ性などが大きく違います。
ここで見るべきは
①メーカー名+製品名
②下塗り材の種類(シーラー/フィラー等)と適合
③仕様(3回塗りの内訳、希釈、規定塗布量=缶数の根拠)
④期待耐用年数と保証の範囲
の4点です。
例えば、吸い込みが強い下地なのに下塗りが合っていないと、同じ上塗りでも剥がれや艶ムラが起きます。また、単価が不自然に安い場合は塗布量不足や希釈過多の疑いも出ます。
製品名が書いてあるだけで安心せず「なぜこの製品なのか(塩害・紫外線・北面の苔など)」「施工後に何で証明するか(工程写真・空缶・施工記録)」まで確認すると外しにくいです。
Q.足場代無料はお得ですか?
A.必ずしもお得ではなく、むしろ“見積のマジック”が入りやすい項目です。
足場は部材費・運搬費・組立解体・安全対策・飛散防止ネットなど、原価が確実に発生します。
無料に見せる場合、
①塗装単価や諸経費に上乗せ
②ネットや養生の簡略化
③作業日数を詰めて品質低下
④近隣対策が薄くなる
といった上記のどれかが起きがちです。チェックは「足場㎡と単価の根拠」「ネット(メッシュシート)の有無」「養生範囲(窓・車・植栽・隣家境界)」「解体後清掃」「足場に含まれる安全対策(転落防止等)」の5点。
加えて、足場が0円でも“現場管理費”“安全対策費”で回収していないかも見てください。結果として施主側が背負うのは、飛散事故や近隣トラブルのリスクなので、金額より中身で判断するのが安全です。
Q.見積書に「3回塗り」と書かれていれば、品質は担保されますか?
A.「3回塗り」という言葉だけでは不十分です。
重要なのは、下塗り材の種類(シーラー・フィラー・サーフなど)と、下地の状態に合った選定になっているか、そして各工程がどの部位に適用されるかまで説明できるかです。
たとえば吸い込みが激しい外壁なのに下塗りが1回で済まされていたり、ひび割れが多いのにフィラー等の下地調整材が想定されていなかったりすると、同じ「3回塗り」でも耐久性に差が出ます。工程名だけでなく「材料名」と「使い分けの理由」まで追えるかを確認してください。
Q.「諸経費」「現場管理費」が一式で入っています。これは高額請求の原因になりますか?
A.一概に危険とは言えませんが、根拠が説明できない一式計上は注意点です。
諸経費・現場管理費には、近隣挨拶、車両・駐車、養生材、清掃、廃材処分、写真管理、工程管理などが含まれることがあります。
ただし、何が含まれているのか不明確だと、工事中に「これは別費用です」と追加請求が起きやすくなります。最低限「諸経費に含まれる範囲」と「別途になる条件」を備考欄か説明書面で明確にしてもらい、曖昧なまま契約しないのが安全です。
オムラへ相談しやすくなる|見積書の不安を減らして後悔しない外壁塗装へ

外壁塗装の見積書で後悔が生まれる典型は、「総額だけで決めた結果、必要工程が抜けていた」「一式表記が多く、追加費用の根拠を追えなかった」というパターンです。だからこそ、今回の5項目(㎡表記、製品名、シーリング工法、足場の妥当性、下地調整の有無)を基準に、見積書を“工事内容の約束”として読み解くことが大切になります。
山口県のように紫外線や潮風など外装への負荷が強い地域では、数年後に差が出やすいのも事実です。「備考欄の追加費用ルール」「診断報告書との整合性」まで確認できれば、契約前に不安の大半は潰せます。
もし見積書を見ても判断が止まるなら、株式会社オムラ(プロタイムズ下関店)に問い合わせフォームからのご相談、メール、電話でのご相談、ショールームへの来店で、気になる点を整理してから次の一手を決めてください。
オムラは、見積書の読み違いによる高額請求や工程不足のリスクを減らし、納得して進められる判断材料づくりをサポートします。
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株式会社オムラへのお問合せからの流れ
執筆者/監修者

代表取締役会長
大村龍雄
職人歴:20年
資格一覧:
二級建築士、一級塗装技能士、建築仕上診断士、一級防水施工技能士、外装劣化診断士、防犯環境診断士、耐震技術認定士、二級土木施工管理技士、有機溶剤作業主任者、安全衛生責任者
二級建築士、一級塗装技能士、外装劣化診断士など数多くの資格を持ち、塗装職人経験は20年。
日々、外壁塗装の現地調査やご提案やお家の水回りのリフォームのご相談に対応しております。
塗装・リフォーム工事は工事完了後からがお客様との本当のお付き合いの始まりです。
10年後20年後にもお客様に喜んでいただく為にアフターフォローまでトータルの高品質をご提供し続けていきます。
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