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外壁塗装や屋根塗装の塗料を比較!7種類の特徴を解説
2025年01月16日(木)
下関市、宇部市、山陽小野田市、山口市を中心に外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理・リフォームを専門にしている
外装劣化診断士の平井です!
外壁塗装や屋根塗装を検討中の皆さま。塗料の種類選びで悩んでいませんか?塗料によって耐用年数や機能、塗料代が大きく変わるため、慎重になるのも当然のことと思います。
そこで今回のお役立ちコラムでは、主な塗料7種類の特徴などを比較しつつ詳しく解説しますので、参考にしてみてください。
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外壁塗装や屋根塗装の主な塗料7種を比較
主な塗料の種類 | 耐用年数 | 1平方メートルあたりの塗料代 |
アクリル塗料 | 3〜8年 | 1,000〜1,800円 |
ウレタン塗料 | 5〜10年 | 1,700〜2,500円 |
シリコン塗料 | 7〜15年 | 2,300〜3,500円 |
ラジカル塗料 | 8〜16年 ※ベースの塗料による |
2,200〜4,000円 |
フッ素塗料 | 12〜20年 | 3,500〜4,800円 |
無機塗料 | 10〜25年 ※ベースの塗料による |
3,500〜5,500円 |
遮熱塗料 | 10〜20年 ※ベースの塗料による |
3,500~5,000円 |
※塗料代は変化しやすいため参考程度にお考えください。特に近年は社会情勢などの影響によって高騰傾向にあります。
アクリル塗料
アクリル塗料は他の塗料と比較してかなり安く、発色やカラーバリエーションにも恵まれている塗料です。施工が比較的簡単で速乾性もあり、様々な特徴を持ちますが、他の塗料と比較して耐用年数がかなり短く、長持ちしません。紫外線に弱くひび割れが起きやすいのも難点です。
塗料代は安くなっても、外壁塗装や屋根塗装にかかる足場代や人件費などに変わりないため、塗り直しを必要とする頻度が多いことから、長い目で見ると費用がかさみます。そのため、短期間で解体する予定であるなどの特殊な理由がないかぎり、あまり採用されません。
ウレタン塗料
ウレタン塗料は1世代前にスタンダードだった塗料です。柔軟性が高いためひび割れに強く、密着性も高いため雨漏り対策にも向いています。現在スタンダードな塗料を比較すると耐用年数が短いのは欠点ですが、長所を活かしてひ採用されることも多々ある塗料です。
シリコン塗料
シリコン塗料は現在もっとも採用率の高いスタンダードな塗料です。耐用年数がそれなりに長い割に費用を抑えられるのが最大の特徴でしょう。耐熱性や耐水性、防汚性や防カビ・防藻性にも優れる多機能な塗料なので、塗料選びで悩んだらシリコン塗料を基準に考えると良いかもしれません。
人気がある塗料の種類なので、各塗料メーカーも様々なシリコン塗料を開発しています。高機能で高耐久なハイクラスの部類に入るシリコン塗料もあれば、コストパフォーマンス重視で初期費用を抑えられるシリコン塗料もあるため選択肢が豊富です。
フッ素塗料
フッ素塗料はシリコン塗料よりも耐用年数が長い傾向にあり、とても防汚性に優れた塗料です。防汚性が高い塗料は美観を維持しやすいだけでなく、汚れによる塗膜の劣化が起こりにくいという特徴もあります。シリコン塗料と同様に、耐熱性や耐水性、防汚性や防カビ・防藻性にも優れる多機能な塗料なので、シリコン塗料よりメンテナンス頻度を少なくしたいのであればフッ素塗料が候補に入るでしょう。
大きなデメリットはありませんが、多くのフッ素塗料はツヤありとなっており(ツヤなしのフッ素塗料もあります。)、ツヤなしを求める方は業者とよく相談した方が良いかもしれません。
フッ素塗料の防汚性やツヤを理解するには、フッ素コーティング(テフロン加工)されたフライパンや鍋を想像するとわかりやすいでしょう。
ラジカル制御型塗料
ラジカルとは顔料に酸素や雨水、紫外線などが触れることで発生する劣化因子です。ラジカルの影響が強く出ると、塗膜が急激に劣化し、色褪せや機能低下、チョーキング(手で触れると白い粉が付く症状)の原因となります。
ラジカル制御型塗料は、ラジカルの発生を抑える特徴を持ち、耐久性をアップさせた塗料です。なんらかの塗料(シリコンやフッ素など)がベースとなっており、ラジカル制御型でない塗料と比較すると、耐用年数や耐久性に優れています。
比較的新しい塗料の種類ですが、近年急速に採用率が上がっており、特にホワイト系の塗料で塗装したい方にオススメです。ホワイト系はチョーキングを起こしやすい特徴を持ちますが、ラジカル制御型塗料ならば対策ができます。
無機塗料
無機塗料は、なんらかの塗料(シリコンやフッ素など)をベースに、セラミックやガラスなどの無機成分を配合した塗料です。無機塗料の大きな特徴は、他の塗料と比べてとても耐久性が高く、強い日差しや塩害・カビやコケなどに強く、現状でもっとも耐用年数が長い塗料として知られています。
無機塗料にラジカル制御機能や後述する遮熱機能を加えた、ハイエンドクラスの塗料もあり、メンテナンスの頻度を極力減らしたい方にオススメです。
ハイエンドクラスの塗料は、他の塗料と比較すると塗料代が高価になりがちですが、外壁塗装や屋根塗装にかかる足場代や人件費などに変わりないため、長い目で見ればむしろお得とも言えます。
遮熱塗料
遮熱塗料は、なんらかの塗料(シリコンやフッ素など)をベースに遮熱機能を加えた塗料です。遮熱機能とは太陽光を反射する機能を指し、塗膜や建材を太陽熱によるダメージから守ります。
また日差しが厳しい季節でも室内の温度上昇を緩やかにする機能を持ち、遮熱機能を持たない塗料と比べて2度から5度ほど室内温度が下がるため、エアコン代節約にも繋がるでしょう。
たった2度から5度と思うかもしれませんが、エアコンの設定温度を28度から26度~23度にするのとでは大きく違うように、かなり快適になります。
ちなみに遮熱塗料の業界では、塗料メーカーのアステックペイント社がメーカーシェアで5年連続1位を獲得しており優秀であるため、遮熱効果に期待するなら同社の塗料がオススメです。
最適な塗料・業者を選ぶコツ
最適な塗料・業者を選ぶ主なコツは以下の3つです。いずれも重要なポイントなので確認しておきましょう。
費用(予算)と耐用年数のバランスを考える
塗料は高機能で耐用年数が長いものほど高価になりますが、外壁塗装や屋根塗装にかかる費用全体を考えた場合、塗料の種類が変わっても足場代や人件費には変わりがありません。そのため、耐用年数が長い塗料ほど長い目で見ればお得で、高機能(防カビや防汚など)であるほど、安定して長持ちします。
とはいえ、外壁塗装や屋根塗装にかけられる予算もあるでしょうから、予算の範囲内で耐用年数とのバランスを考え、できるだけ長持ちする塗料を選ぶと良いでしょう。
必要な機能・特徴を考える/業者に提案してもらう
塗料は種類や製品によって大きく特徴が異なり、機能も違います。住まいの環境や状態によって必要な機能も異なるため、どんな機能が必要なのか考えて塗料を選びましょう。
たとえば、カビやコケが発生しやすいなら、防カビ防コケ機能はとても重要です。どんな機能が必要なのか考える上で、外壁塗装業者の職人に診断と提案をしてもらうのも良いでしょう。
塗装専門の業者に依頼する/自社施工なのか確認する
外壁塗装や屋根塗装は塗装専門の業者に依頼することをオススメします。専門業者であれば経験が豊富で様々な状況やトラブルに対応できるため安心です。また自社施工の塗装専門の業者に直接依頼すれば、ハウスメーカーや工務店、リフォーム業者に依頼する場合と違い、仲介手数料は発生しません。(ハウスメーカーや工務店、リフォーム業者に依頼した場合、実際に作業するのは下請け業者である場合がほとんどです。)
直接依頼と言っても専門的な知識は必要なく、電話やメールで無料点検&見積りを依頼すれば、大まかな費用とオススメのプランなどを詳しく解説してくれるでしょう。
ちなみに紹介サイトや一括見積りサイトを使うと手数料がかかる場合もあるため気を付けてください。費用を抑えるのであれば、業者の公式ページから直接連絡すると良いでしょう。
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外壁塗装や屋根塗装の成功は、塗料の特性と費用対効果をしっかりと見極めることから始まります。アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、無機、ラジカル制御型、そして遮熱塗料と、それぞれの塗料は耐用年数や機能、塗料代に大きな違いがあり、現状やご予算に合わせた最適な選択が求められます。
例えば、アクリル塗料は安価でカラーバリエーションが豊富ですが耐用年数が短く、ウレタン塗料は柔軟性に優れている一方で耐久性がやや劣ります。シリコン塗料はスタンダードな存在としてバランスが良く、フッ素塗料は防汚性や耐候性において一歩リードするため、メンテナンスの頻度を減らせる利点があります。
さらに、無機塗料は最も耐久性が高く、遮熱塗料は太陽熱の影響を抑制して室内環境を快適に保ち、エアコン代節約にもつながるなど、各製品に固有のメリットがあります。
塗料選びだけでなく、外壁や屋根の状態、住まいの環境、さらには施工業者との連携も重要な要素となります。専門知識を持つ施工業者による診断と提案は、最終的に長持ちする美しい仕上がりを実現するカギです。
まずは弊社株式会社オムラ(プロタイムズ下関店)にお気軽にお問い合わせフォーム、メール、またはお電話でご相談いただくか、ショールームへ直接お越しいただき、最適な塗装プランのご提案を受けてみてください。長い目で見たときに安心してお住まいを維持するために、ぜひ私たちにご相談ください。
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