スタッフブログ

フッ素塗料と無機塗料の特徴や違いは?長持ちするのは?

フッ素塗料と無機塗料の特徴や違いは?長持ちするのは?

下関市、宇部市、山陽小野田市、山口市を中心に外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理・リフォームを専門にしている

株式会社オムラ(プロタイムズ下関店)です!

外装劣化診断士の平井です!

外壁塗装で使われる塗料の中でも、フッ素塗料と無機塗料は耐用年数が長く防汚性も高いため、かなり長持ちすると言われています。現在外壁塗装を検討中の方の中にも、フッ素塗料か無機塗料で塗装しようと考えている方は少なくないでしょう。

そこで今回は、フッ素塗料と無機塗料の特徴や違いを詳しく解説します。どちらかで迷っている方も参考にしてみてください。

▼合わせて読みたい▼
超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRの魅力は高耐久&高機能!

問い合わせバナー

フッ素塗料の特徴

フッ素塗料の特徴

フッ素塗料はその名の通りフッ素が含まれている塗料で、人気があるため各塗料メーカーも様々な製品を開発しており、主な機能は以下の通りです。

▼合わせて読みたい▼
外壁塗装や屋根塗装の塗料を比較!種類別7種の特徴を解説

高耐候で長持ちする

フッ素塗料は耐候性に優れており、耐用年数は大体15年~20年ほどだと言われています。ハイクラスなフッ素塗料であれば更に長く機能を保てるでしょう。ちなみにスタンダードな塗料として知られているシリコン塗料の耐用年数は10年から15年ほどなので、大体1.5~2倍くらい長持ちします。

フッ素塗料は高価な塗料の部類に入り塗料代はシリコン塗料などより高くなりますが、工事費全体を考えた場合、足場代や人件費などに変わりはありません。耐用年数が長くメンテナンスの頻度が少ないことを考えると、長い目で見ればお得な塗料です。そのため、公共の施設などではよく採用されており、実績も豊富にあります。

防汚性に優れている

フッ素塗料の特徴を語る上で外せないのが防汚性の高さです。フッ素塗料の防汚性を想像するには、鉄鍋やホーロー鍋とフッ素コーティング(テフロン加工)された鍋を思い浮かべると、わかりやすいかもしれません。

フッ素コーティングされた鍋の表面がツルツルとしていて、汚れが付きにくく落としやすいように、フッ素塗料で塗装した外壁も汚れが付きにくく、たとえ汚れが付いたとしても雨で洗い流されてしまいます。

防汚性の高さは美観の維持だけでなく、塗料の劣化や機能の低下を防ぐ効果も期待できるため重要です。たとえば排気ガスには酸性成分や微粒子が含まれており、排気ガスの汚れを放置すると、外壁の塗膜が急速に劣化します。

太陽光を反射し、塗膜や室内の温度上昇を抑える遮熱機能も塗膜の表面に汚れがあると汚れが熱を吸収してしまうため、機能が低下してしまうでしょう。

カビ・コケが繁殖しにくい

フッ素塗料は、カビ・コケが繁殖しにくいという特徴も持ちます。カビやコケは腐食や雨漏りの原因となるだけでなく、健康被害に発展する恐れもあるため、対策は重要です。

カビやコケが発生させる胞子などを吸うと呼吸器疾患やアレルギー疾患などを起こす危険性があえるため、呼吸器が弱い方やアレルギー体質の方、小さなお子様やご年配の方が同居している場合は、気を付けましょう。特にカビはマイコトキシンと呼ばれる毒素を発生させるため、様々な疾患の原因となります。

フッ素塗料で塗装するだけでもかなりの防カビ・防コケ効果を期待できますが、心配な方は業者に相談し、防カビ・防コケ添加剤などを塗料に加えてもらうと、より安心できるでしょう。

光沢(ツヤ)のある製品が多い

フッ素塗料の多くはツヤありものが多く、そのツヤはフッ素塗料が機能しているかぎり維持します。フッ素塗料の中にはマットでツヤがあまりないものも少なからずあるため、ツヤなしを希望する場合は、業者とよく相談して決めると良いでしょう。

無機塗料の特徴

無機塗料の特徴

無機塗料とは、ガラスやセラミックなどの無機成分を含む塗料を指します。一般的に普及している塗料の中ではもっとも高価ですが耐久年数が長いため、長い目で見ればお得な塗料の1つです。

多機能で様々な機能を備えており、フッ素塗料と同じく防汚性や防カビ・防コケ機能も備えています。以下はフッ素塗料よりも優れている機能や無機塗料にしかない機能なので参考にしてみてください。

▼合わせて読みたい▼
プロが教える塗料の種類と選び方!基礎知識と各塗料の違いとは?

超高耐候で厳しい環境にも強い

無機物は有機物よりも厳しい環境に強く、紫外線や雨風にもよくたえ、かなり長持ちします。塩害などにも強いため、沿岸部などでも活躍するでしょう。

無機塗料の耐用年数は製品によって大きく異なりますが、20年以上機能を維持できる製品が多く、25年以上機能する製品も珍しくありません。

頑丈で衝撃に強い

無機物を含む無機塗料は、とても硬くて頑丈です。ただ無機成分100%だと硬すぎて塗料としては機能せず、地震などの揺れでひびが入りやすくなってしまうため、何らかの塗料と混ぜ合わさっています。

後述しますが、無機塗料を採用するなら何と混ぜているかがとても重要です。

不燃性が高い

無機物は燃えにくいという特徴も備えています。外壁や屋根を無機塗料で塗装すれば、近隣で火事があっても飛び火しにくく、住まいを守ってくれるでしょう。

そのため防火対策としても役立ちます。

フッ素塗料と無機塗料の違い・デメリット

フッ素塗料と無機塗料の違いは、比べたい無機塗料が何をベースにしているかで大きく異なります。シリコン塗料ベースの無機塗料もあればフッ素塗料がベースの無機塗料もあるからです。

フッ素塗料をベースにした無機塗料であれば、フッ素塗料の持つ特徴を全て備えた上で、無機塗料の特徴も備えるため、上位互換と言っても過言ではないでしょう。

塗料代が高い

フッ素塗料や無機塗料は、塗料の中では比較的高価で塗料代が高い部類に入ります。ただ前述の通り、他の塗料を採用しても人件費や足場代などに変わりはないため、長い目で見ればお得です。

とにかく耐用年数が長くメンテナンスの頻度が少ないものを選びたいなら、フッ素塗料ベースの無機塗料をオススメします。

扱いが難しく、ベテランの技術が必要

フッ素塗料や無機塗料のように高機能な塗料は扱いが難しく、ベテランの職人技術が必要不可欠です。塗装業者を選ぶ時は、写真付きの施工事例や口コミの評価なども確認しておきましょう。

職人の技術力が気になる場合は塗装職人が、国家資格である塗装技能士の1級を持つものがいるか確認してみてください。

フッ素塗料や無機塗料で塗装するなら、最低でも1人は現場に1級塗装技能士がいてほしいところです。ちなみに職人の資格の有無やランクで施工費用が変わることはありません。

フッ素塗料や無機塗料でも低品質のものもある

フッ素塗料や無機塗料でも低品質のものもあるため注意しましょう。どんな塗料でも重要な成分の含有量で機能の高さが変わるため、含有量を確認してみてください。

たとえばフッ素塗料の場合、40~60%程もあれば高機能で安定した機能を発揮してくれます。一方でフッ素を20~30%程度しか配合していない塗料は格安ですが機能性も低く、含有量が多いものと比べると長持ちしません。

フッ素塗料や無機塗料を採用したい場合は保証・アフターサービスも要チェック!

フッ素塗料や無機塗料を採用したい場合は保証・アフターサービスも要チェック!

フッ素塗料や無機塗料は耐久性が高く長持ちしやすいという特徴を持ちますが、何らかの原因で想定よりかなり早く劣化してしまったり、不具合を起こしてしまったりする可能性もゼロではありません。

そのため、塗料の品質や職人の資格だけでなく、必ず保証やアフターサービスの期間や内容も確認しておきましょう。どちらも口約束だけでは意味がないため、必ず書面と照らし合わせながら説明してもらうことをオススメします。業者には理解できるまで説明する義務があるため、何度説明を求めても問題ありません。

アフターサービスに関しては定期点検などがあると安心です。定期点検が付属していれば、細かな劣化症状も見逃しにくく、塗装が長持ちします。その都度点検を依頼する手間もないため、とても便利です。

問い合わせバナー

オムラで長持ち塗装を実現!まずはお気軽にお問い合わせ・ご来店ください

オムラで長持ち塗装を実現!まずはお気軽にお問い合わせ・ご来店ください

フッ素塗料と無機塗料は、外壁塗装において耐用年数と防汚性、防カビ・防コケ機能に優れる高性能な塗料として人気を博しています。

フッ素塗料は、フッ素の配合により太陽光や排気ガスの影響を受けにくく、耐候性が高いため、一般のシリコン塗料と比べて約1.5~2倍の耐用年数が実現されるのが大きな特徴です。さらに、フッ素コーティングされた表面は、鉄鍋のように汚れが付きにくく、ツヤを保った美しい仕上がりを長期間維持できるため、美観にも優れています。

一方、無機塗料はガラスやセラミックなど無機成分を含んでいるため、紫外線や雨風、塩害などの過酷な環境条件にも強く、耐用年数が20年以上と非常に長いことが魅力です。無機塗料は高い耐候性だけでなく、火災時の不燃性を持つため、安全面でも安心感が得られ、沿岸部など厳しい気象条件下での施工に適しています。

しかし、どちらの塗料も高価であり、塗装作業には熟練した技術が必要であるため、施工実績や保証、アフターサービスの内容をしっかりと確認することが重要です。

弊社株式会社オムラ(プロタイムズ下関店)は、豊富な施工実績を背景に、フッ素塗料や無機塗料を含む高機能塗料の最適なご提案を行っております。まずは、問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール、またはお電話でお気軽にご相談いただくか、ショールームにお越しいただき、実際の施工事例や製品の詳細をご確認いただければと存じます。

執筆者/監修者

人気記事

お問い合わせはお気軽に!
ご都合にあわせてお問い合わせ方法をお選びください。

メールの方はこちら

0120-221-256

問い合わせ
無料見積
QUOカード
プレゼント
PAGE TOP