スタッフブログ

外壁塗装の見積書を読み解くポイント|相見積りの比較方法

外壁塗装の見積書を読み解くポイント|相見積りの比較方法

下関市、宇部市、山陽小野田市、山口市を中心に外壁塗装・屋根塗装・雨漏り修理・リフォームを専門にしている

株式会社オムラ(プロタイムズ下関店)です!

外装劣化診断士の平井です!

「“一式”表記に要注意!外壁塗装の見積書を正しく読み解けば、ムダな出費を防げます」

こんにちは、外装劣化診断士の平井です。外壁塗装を検討されている方から

「見積書をもらったけれど、どこを見ればいいのか分からない」

「相場が適正なのか判断できない」

といったご相談をよくいただきます。

確かに、見積書には専門用語が多く、“一式”などの曖昧な表現もあり、初めて見る方にとってはとても分かりづらいものです。

しかし、少しだけポイントを知っておくだけで、信頼できる業者かどうかを見極めることができます。

今回のコラムでは、見積書の正しい見方と、相見積りを比較する際のチェックポイントを、私の経験をもとに分かりやすく解説します。

▼合わせて読みたい▼
初めての外壁塗装でも安心!下関市で塗料の耐用年数と費用をわかりやすく解説

問い合わせバナー

外壁塗装の見積書は“内訳”で見抜く!信頼できる業者の判断基準

外壁塗装の見積書は“内訳”で見抜く!信頼できる業者の判断基準

外壁塗装の見積書を見るうえで一番大切なのは、「何にいくらかかっているか」を明確に把握することです。項目ごとに工程や使用材料がきちんと分かれていれば、施工内容の透明性が高く、信頼できる業者といえます。

逆に、「塗装工事一式」「足場工事一式」とだけ書かれている見積書は要注意。中身が不明確なまま契約してしまうと、追加費用や手抜き工事のトラブルにつながる恐れがあります。

ここでは、見積書の基本構成と、注意すべき“あいまい表記”の見抜き方について詳しく見ていきましょう。

見積書の基本構成を理解しよう|足場・洗浄・下地処理・塗装工程

外壁塗装の見積書は、一般的に次のような流れで構成されています。

項目名 内容 相場目安(30坪前後)
仮設足場工事 作業用の足場設置・メッシュシート取付 15〜25万円
高圧洗浄 外壁や屋根の汚れ・旧塗膜の除去 2〜5万円
下地処理 ひび割れ補修・シーリング打ち替え 5〜10万円
外壁塗装 下塗り・中塗り・上塗りの3工程 40〜80万円
付帯部塗装 雨樋・破風板・水切りなどの塗装 5〜15万円
諸経費 養生・運搬・清掃などの費用 3〜10万円

見積書は、このように工程ごとの金額と作業内容がセットで記載されているのが理想です。さらに「使用塗料名」「塗布回数」「塗装面積(㎡)」まで明記されていれば、信頼性が高い見積書といえます。

私は現場で見積書を確認する際、「3回塗り」「メーカー品番の記載」「㎡単価」の3点を必ずチェックします。

これが抜けている場合は、業者に必ず質問してください。誠実な業者であれば、丁寧に説明してくれるはずです。

“一式”表記に注意!明細が曖昧な見積書のリスク

見積書で特に注意したいのが、「〇〇工事一式」という表記です。一式とは、複数の作業や材料をひとまとめにしているという意味ですが、具体的な数量や単価がわからないため、費用の妥当性を判断しにくいのが難点です。

たとえば、「足場工事一式」と書かれていても、実際の面積が100㎡か150㎡かで金額は大きく変わります。また、「外壁塗装一式」の場合、下塗りを省略しても一見わからないケースもあります。

現場では、こうした“ざっくり見積り”が原因でトラブルになることが少なくありません。「最初は安く見えたのに、あとから追加請求がきた」というご相談も多くいただきます。

信頼できる業者の見積書は、「どの塗料を」「どの範囲に」「何回塗るか」が明確です。私はお客様に見積書をお渡しする際、必ず施工範囲の図面を添付し、数量と単価を合わせて説明するようにしています。

数字に根拠があるかどうか——これが、優良業者を見分ける大きなポイントです。

問い合わせバナー

相見積りで比べるべき3つのポイント|金額だけで判断しない

相見積りで比べるべき3つのポイント|金額だけで判断しない

外壁塗装の見積書を比べるとき、どうしても「どこが安いか」に目がいきがちです。しかし、金額だけで判断してしまうと、必要な工程が省略されていたり、耐久性の低い塗料を使われていたりするケースもあります。

価格差には必ず理由があります。ここでは、相見積りで確認すべき3つの重要ポイントと、私が実際に現場で経験した“落とし穴”をお伝えします。

相見積りで必ずチェックしたい3つのポイント

  1. 1.使用塗料と塗布回数の違い──同じ「外壁塗装」でも塗料のグレードと塗り回数で耐久性が大きく変わります。
  2. 2.保証内容と期間の差──5年保証と10年保証では、アフター対応の範囲も異なります。
  3. 3.工程内容・下地処理の有無──見積書に記載のない「下地補修」や「養生」が省略されていないか確認が必要です。

これらを意識して見積書を比較することで、数字だけでは見えない品質の差が見えてきます。次の項目では、各ポイントを詳しく解説していきます。

使用塗料・工程数・保証内容をチェック

相見積りで最初に確認すべきなのは

「どんな塗料を使うのか」

「何回塗るのか」

「保証がどのくらいつくのか」

という3つの要素です。見積書の金額差は、この3点でほとんどが説明できます。

まず使用塗料について。

同じ「シリコン塗料」と書かれていても、メーカーやグレードによって性能が大きく違います。たとえば、耐用年数10年の一般シリコンと、耐用年数15年の高耐候シリコンでは、単価が1㎡あたり数百円変わることもあります。

塗料名とメーカー名が明記されていない見積書は要注意です。私の経験上、塗料の詳細が伏せられているケースでは、安価な汎用品を使われることが多いです。

次に工程数。

外壁塗装の基本は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回塗りです。これを2回塗りに減らすだけでも、業者の原価は下がりますが、耐久性は半分近くまで落ちてしまいます。現場では、工程を省略した結果、5年も経たずに塗膜が剥がれ、再塗装になったお宅を何度も見てきました。見積書には必ず「塗布回数」が明記されているか確認してください。

最後に保証内容です。

「工事保証」「塗膜保証」など、保証の範囲と年数は業者によって異なります。中には「5年保証」と書かれていても、実際は“塗膜の一部剥がれのみ対象”という限定条件付きの場合もあります。契約前に、どの範囲まで保証されるのかを具体的に質問しておくことが大切です。

これら3つの項目が明確に記載され、説明が丁寧な業者ほど信頼性が高いといえます。

オムラでは、お客様にお渡しする見積書のすべての項目に塗料名・面積・単価・保証期間を記載し、口頭でも一つひとつ説明しています。「何に、いくらかかっているか」がわかる見積書こそ、安心できる外壁塗装の第一歩です。

▼合わせて読みたい▼
外壁の塗り替えが重要な理由は美観だけではない!住まいの健康を守るため

安すぎる見積りに潜む「省略」と「手抜き」の危険

外壁塗装の見積書を比較していると、「同じ工事内容なのに、この会社だけ極端に安い」と感じることがあります。もちろん企業努力による価格差もありますが、あまりに安い場合は“何かが省略されている”可能性を疑うべきです。

見積書の金額には、職人の人件費・塗料費・足場費・下地補修費など、さまざまなコストが含まれています。つまり、安さの裏にはどこかに理由があるのです。

現場でよくあるのが、工程の省略です。

たとえば「下塗りを簡易プライマーで済ませる」「中塗りと上塗りを一度に塗ってしまう」「高圧洗浄の時間を短縮する」といった形です。短期的にはコストを下げられますが、塗膜が均一に密着せず、3年ほどで剥がれや膨れが発生してしまうケースもあります。

私は過去に、他社で5年前に塗装したというお宅の再塗装を担当しましたが、外壁を触るとベロンと塗膜が剥がれ落ちるほど脆くなっていました。原因は、下塗りの省略と塗料の希釈率の誤り。お客様も「安い方にお願いして失敗した」と肩を落とされていました。

また、人件費を削ることで品質が下がるケースもあります。職人の人数を減らしたり、経験の浅いアルバイトを使ったりすることで一見コストを下げられますが、仕上がりの均一性や耐久性に影響します。

外壁塗装は“見えない技術”の積み重ねで成り立つ工事です。作業の丁寧さは価格に比例する、と言っても過言ではありません。

安い見積書を見たときには、ぜひ次の2点を確認してください。

  1. 1.塗料名・工程数・塗布面積が明記されているか
  2. 2.施工内容を口頭で説明してもらえるか

これが曖昧な業者は、将来的に追加費用や手抜き工事のリスクを抱えています。外壁塗装は「安く塗る」ことが目的ではなく「長持ちさせる」ことが本当の目的です。

私は常に、お客様に“安さの理由”と“品質の差”を正直にお伝えするようにしています。適正な見積りと丁寧な施工が、結局は一番コストパフォーマンスの高い選択です。

▼合わせて読みたい▼
下関市で安心の塗装工事を!近隣への配慮ができる業者の選び方

問い合わせバナー

見積書で見落としがちな追加費用とは?事前確認でトラブルを防ぐ

見積書で見落としがちな追加費用とは?事前確認でトラブルを防ぐ

外壁塗装では、契約後に「この部分は別料金になります」と言われる追加費用トラブルが少なくありません。原因の多くは、見積書に“含まれていない作業”があったためです。必要な補修や付帯部の塗装が後から判明しても、事前確認をしておけば防げるケースがほとんど。私自身も現場で「ここは含まれていないの?」とお客様が驚かれる場面を何度も見てきました。そうならないためにも、次のような部分は事前に確認しておくのがおすすめです。

追加費用の原因 理由 事前にできる対策
足場・高所作業 範囲変更や屋根点検の追加 足場共有や再利用の可否を確認する
クラック補修・シーリング 劣化の進行度が現場で異なる 写真付き報告書で補修範囲を共有
付帯部塗装 雨樋・破風板・水切りなどが別扱い 「付帯部一式」の詳細を明記してもらう

これらはすべて、事前の説明と書面での明記で防げる追加費用です。

もし少しでも不安があるときは、契約前に

「追加費用が出るとしたらどんな場合ですか?」

と質問してみてください。

誠実な業者なら、必ず具体例を挙げて説明してくれます。

問い合わせバナー

FAQ|外壁塗装の見積書に関するよくある質問

FAQ|外壁塗装の見積書に関するよくある質問

Q1:見積書に「一式」と書かれている部分は信用していいですか?

注意が必要です。「一式」とは複数の作業をまとめて記載しているだけなので、内容や数量が不明確なことがあります。できれば「㎡数」「単価」「作業内容」を明記してもらいましょう。不明点をそのままにせず、口頭で説明を受けるのが安心です。

Q2:相見積りの際、どこを比べればいいですか?

金額よりも内容を比較しましょう。特に「塗料名」「工程数」「保証期間」が重要です。塗料メーカーや塗布回数が明記されていない見積書は要注意。同じ価格でも、塗料のグレードや保証の有無で耐久性が大きく変わります。

Q3:見積書を見てもよく分からない場合はどうすれば?

遠慮せず、専門家に見せてください。オムラでは、他社の見積書を持参いただいての無料相談も受け付けています。

「どこに違いがあるのか」「どこに注意すべきか」を、外装劣化診断士の立場から丁寧に解説します。見積書の内容を理解して契約することが、納得できる塗装工事への第一歩です。

問い合わせバナー

外壁塗装の見積書は“比較力”が決め手!納得して選ぶならオムラへ

外壁塗装の見積書は“比較力”が決め手!納得して選ぶならオムラへ

見積書を正しく読み解けば、外壁塗装の品質も業者の信頼性も見えてきます。大切なのは、金額の高い・安いではなく、その価格にどんな根拠があるかを理解することです。

株式会社オムラ(プロタイムズ下関店)では、お客様が安心して判断できるよう、見積書の各項目を一つひとつ丁寧に説明しています。

ご相談・お問い合わせはこちらから

  • ・お問い合わせフォーム(24時間受付)
  • ・メールでのご相談
  • ・お電話での無料見積もり相談
  • ・ショールームでの対面相談

「この見積書、適正なのかな?」と感じたときこそ、専門家に見てもらうチャンスです。オムラがあなたの立場に立ち、後悔のない外壁塗装をサポートいたします。

問い合わせバナー

▼合わせてチェック▼
株式会社オムラへのお問合せからの流れ

執筆者/監修者

人気記事

お問い合わせはお気軽に!
ご都合にあわせてお問い合わせ方法をお選びください。

メールの方はこちら

0120-221-256

問い合わせ
無料見積
QUOカード
プレゼント
Instagram
PAGE TOP